暑さ指数(WBGT)とは?🌡️

2025年07月11日 09:00
カテゴリ: 看護関連

WBGT(暑さ指数)は、熱中症を予防するために使われる指標の一つです。
単純な気温だけでなく、「湿度」「日射・輻射(ふくしゃ)熱」「風」など、熱中症リスクに関わる環境要素を総合的に反映しているのが特徴です。

■ WBGTの計算要素

気温(乾球温度)

湿度(湿球温度)

輻射熱(黒球温度)

これらを組み合わせて計算した値がWBGTです。

■ なぜWBGTが大切?

熱中症リスクは、気温だけでなく湿度や日射の強さにも影響されます。
WBGTは実際の体感に近く、「どれくらい危険な暑さか」を判断しやすくしてくれます。

■ WBGTの目安と注意レベル

※上記の暑さ指数(WBGT)に関する表は、環境省「熱中症予防情報サイト」(https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php)より引用・加工しています。

■ どうやって知るの?

環境省の「熱中症予防情報サイト」でWBGTを確認できます。
https://www.wbgt.env.go.jp/graph_ref_td.php?region=06&prefecture=55&point=55102&refId=5

■ 訪問看護の現場や日常生活での活用 

訪問看護では、患者様やご家族に「今日は暑さ指数が高いので無理な外出や運動は控えましょう」と具体的なアドバイスを伝える際、WBGTを活用しています。
また、施設や学校、職場でも、WBGTが基準となり活動制限や休憩指示が行われています。

まとめ

気温だけでなくWBGTを意識することで、より安全に夏を過ごすことができます。熱中症対策のためにも、日々の生活やケアの場でWBGTをぜひ参考にしてください🌞💧

「出典:環境省『熱中症予防情報サイト』」

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