訪問看護は、これからさらに大切なサービスに

2026年07月03日 09:00

高齢化が進む中で、病気や介護が必要になっても、住み慣れた自宅で生活を続けたいと考える方は多くおられます。
そのような在宅生活を支えるうえで、訪問看護の役割は今後さらに大きくなっていくと考えられています。

2026年6月29日に行われた国の会議では、これからの訪問看護のあり方について話し合われました。訪問看護に関する資料では、訪問看護は、ご自宅で療養されている方に対して、看護師などが療養上のお世話や必要な診療の補助を行うサービスとされています。

看護とリハビリ、どちらも大切です

訪問看護ステーションでは、看護師だけでなく、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などのリハビリ専門職が訪問することもあります。

ご自宅で安全に歩くこと、転倒を予防すること、トイレや入浴などの日常生活を続けることは、在宅生活を支えるうえでとても大切です。
そのため、リハビリ職による支援にも大きな意味があります。

一方で、国の会議では、一部の事業所でリハビリの提供が中心となり、医療的な処置や24時間対応など、本来の訪問看護機能とのバランスが課題になっていることも示されています。

大切なのは、看護とリハビリのどちらか一方ではありません。
利用者様の状態に合わせて、看護師とリハビリ職が連携し、必要な支援を適切に届けることです。

体調の変化に早く気づくことも訪問看護の役割です

訪問看護では、血圧や体温などの確認だけでなく、表情、食事量、動き方、服薬状況、ご家族の介護負担なども含めて、生活全体を見ながら支援します。

「少し元気がない」
「歩き方がいつもと違う」
「食事や水分が減っている」
「介護するご家族が疲れている」

こうした小さな変化に早く気づくことで、体調悪化の予防や早めの受診につながることがあります。

国の資料でも、訪問看護は、利用者様が可能な限りご自宅で自立した日常生活を営めるよう、療養生活を支援し、心身機能や生活機能の維持・向上を目指すものとされています。

これから求められる訪問看護とは

今後は、医療的なケアが必要な方や、介護度の高い方、最期まで自宅で過ごしたい方を支える体制が、より重要になると考えられています。

そのためには、緊急時の対応、主治医やケアマネジャーとの連携、看取りへの支援、リハビリ職との協働など、地域全体で支える仕組みが必要です。
国の会議でも、医療ニーズの高い在宅療養者が増える中で、緊急時対応や関係機関との連携をさらに充実させることが論点として示されています。

ホームナース陽なたでも、看護とリハビリ、関係機関との連携を大切にしながら、利用者様とご家族が安心して在宅生活を続けられるよう支援してまいります。

体調のこと、介護のこと、生活の中で気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

参考文献・出典

1.GemMed. 「理学療法士等による訪問看護」のさらなる適正化、機能強化型訪問看護の介護報酬での評価を—社保審・介護給付費分科会(1). 2026年7月1日公開.
2.厚生労働省. 第259回社会保障審議会介護給付費分科会(web会議)資料. 2026年6月29日開催.
3.厚生労働省. 第259回社会保障審議会介護給付費分科会 資料3「訪問看護」.

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